
過去の出来事や人間関係に悩んでしまうとき
「あのとき、別の対応をしていればよかった」
「あの人に言われた言葉が、いつまでも気になる」
「また同じことが起きたらどうしよう」
過去の出来事や人間関係を思い出して、何度も悩んでしまうことはありませんか?
過去に傷ついた経験や、誰かとの間で起きた出来事は、時間が経っても心に残ることがあります。頭では終わったことだと分かっていても、気持ちを切り替えられないこともあるでしょう。
そんなときは、過去を無理に忘れようとするのではなく、今の自分にできることに目を向けてみませんか?
① ありがちな考え方
過去の出来事や人間関係に悩んでいるとき、次のような考え方をしてしまうことがあります。
・あのとき、こうしていればよかったと何度も考える。
・相手の言葉や態度の意味を繰り返し考えてしまう。
・相手が変わってくれなければ、この悩みは解決しないと思う。
・また同じことが起きるのではないかと、不安になる。
こうした考え方が続くと、過去の出来事に意識が向き続け、今できることが見えにくくなる場合があります。
② 見方を変えるヒント
選択理論心理学では、他人の行動や過去の出来事を自分の思いどおりに変えることは難しくても、自分自身の行動や選択には働きかけられると考えます。
もちろん、過去の出来事をすぐに忘れたり、気持ちを簡単に切り替えたりする必要はありません。
大切なのは、変えられない過去や相手の言動だけに意識を向け続けるのではなく、これからの自分にできることを考えることです。
例えば、相手の言葉が気になっているなら、「相手はなぜあんなことを言ったのだろう」と考え続ける代わりに、「これから自分は、どのように対応したいだろう」と問いかけてみます。
また、過去の経験から学べることがあれば、次の機会に活かすこともできます。
過去の出来事そのものは変えられなくても、その経験を踏まえて、これからの行動を選ぶことはできます。
③ 今日からできる小さな一歩
過去の出来事が気になったとき、次の二つを書き出してみましょう。
- 今、自分が気になっていることは何か。
- これからの自分にできることは何か。
例えば、以前の会話で相手を怒らせたことが気になっているなら、「次に話すときは、相手の話を最後まで聞いてから自分の考えを伝えてみよう」と考えることができます。
すぐに答えが出なくても構いません。何も行動できない日があっても、自分を責める必要はありません。
まずは、過去について考え続けている自分に気づき、今できる小さなことを一つ探してみましょう。
過去をなかったことにするのではなく、過去にとらわれすぎず、これからの自分の行動を大切にする。
そんな一歩から始めてみませんか?
